ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

kyotosento

何年生きてるのおかあちゃんは

今週、シミ子おかあちゃんは、夏の間中、こればっかりは掛け値なしで無料だった太陽の熱と光から見捨てられて、洗濯ものもままならず、陰々滅々、『平家物語』ほかの電子書籍に向かっていた。 小雨のふる秋の日中に焚き籠められた香の薫りとか、やっと雨の止…

宇宙のお母ちゃん

ぼくのお母ちゃん、じつは昨日ぐらいから『七人のイヴ』シリーズに手を出してん。ほんとは7月に書評をちらっと眺めて、「面白そやなあ。せやけど、ふつうのシュフには高いわあ。手が出ぇへん。」と独り言いうて忘れていたけど、ハヤカワのフェアで3分冊*1…

ananの例の特集号

台風が接近しつつあった日、わたしは、明け方に目覚めて、午前中に眠って、朝ごはんの残りのパンを囓ってはまた寝て、13時50分ごろまだ2時間は眠ってよいと思い、15時50分に、きょうは起きなくてもよいのではないかと思い直し、しかし、そこでにわ…

「ちらかすために片付ける」

せんに、 おかあちゃんたちの戦勝記念日 - ぴょん記 というエントリを書いて、ゴールデンウィーク明けの「主婦」の昼寝直前までを描いた。そうしたら、こんどはトゥギャッターで、あるファミリーレストランにおいて、夏休みを目前としたリアルお母ちゃんたち…

感情と行為とを架橋するもの

ひとはともかく、誰かのブログを読むとき、それが日記のように書き手の身の回りに実際に起こったことを素材として綴られたものか、それとも、一種のものがたり、架空のはなしをあたかも実生活の記録のように仕立てたものなのか、ほとんど区別などしない。目…

おかあちゃんの不思議な分身

『京兎銭兎』の18年初夏編。

おかあちゃんたちの戦勝記念日

お料理が面倒なわけでも誰が苦手ちゅうわけでもないんやけど、と、おかあちゃんがひとりごちながら台所に立っていた。ふんふん、と僕が軽く相槌を打つと、びくっと小さく肩をふるわせて、あらあんたおったんやったらはよいうて、と笑わはった。僕は、踏み台…

うさぎの年越し

大晦日の午後から、山田の一家と一緒に有馬温泉の旅館で過ごしたから、元旦の昼過ぎにおうちに戻ったときはなんとなく抜き足差し足するような気分だった。ぼく、それだけ殊勝な心持ちでおったのに、帰って玄関がらりと開けた瞬間に、おかあちゃんがぼくの襟…