いまだ遠出に必要とされる十分な体力や元気さに欠ける身なので、同行者には、多大な迷惑を掛けたことだろう。とにかくその忍耐に感謝を。
定山渓温泉や積丹半島へは行かなかったけれども、滞在した小樽の街を見下ろす天狗山や近郊の祝津に遊び、ホテルが入っている複合型商業施設の中でけっこう買い物もした。小樽や肥後大津といった旅先のイオンで、waonでもって決済端末を鳴かせて買い物をするのに、旅情がなくて興醒めだと感じる人もいるようだが、わたしは平気で、むしろ面白いとさえ思う。朝7時から開いているイオンで、空港に着いてすぐその日のお昼のおかずを求めて、とか、東京に帰る朝におもむろに保冷バッグをかばんから取り出して、など、状況は時と場合によってさまざまに異なるが、土地で作られた野菜や佃煮などをゆっくり選べる。今回は、佃煮類のほかに、とうもろこしと生そばを手荷物で持ち帰った。
天狗山にいたシマリス。餌のひまわりのたねを高度に洗練されたシステマチックな動きでもって次々に平らげていく。
祝津の水族館は、サメ特集。ミュージアム・ショップ(館内売店)が充実しており、なんというか、とにかくわたしの買い物アンテナにいちじるしくつよい波動を送ってくるものどもの集合体で、危険なまでに魅力的だった。その近くには、港を見下ろす遊園地もあった。
祝津は、全体として、清潔感があり、かつ、古色蒼然としたエリアだった。
JRの車中からみえたタワーについて、ネットで調べて感慨に打たれる。ゆかりの人が十代二十代を過ごしたあたりなのに、わたしはそのあたりの地理について、ほとんどなにもしらない。おいしいねすばらしいねに終始している(でも国道5号線の起点が函館市にあることはうろ覚えながら知っていたぞ。)。
帰り際に、温浴施設を利用するために、新千歳空港にかなり早めに向かったのだけれど、すでにかなりゆっくり寝だめをしていたからリラックスルームでぐうぐう眠り込みはしなかったものの、ひきつづきだらりとしたたのしい時間をすごすことができた。
次は、もう少し、予習してこよう。
良書。でも、旅先で持ち歩くには、やや重い。だから、ホクシンさん、どうか電子書籍化して。
* おまけ(Tips?)
- いかそうめんのたれにうにをくわえてかきまぜたのを、いかそうめんのうえからかけてたべるのとそばつゆのようにしてたべるのと、いったいどちらがよりうまいのか。
- 中央バスの一日乗車券は750円で、市内均一料金220円だから4回乗ればもとはとれるものの、1回乗ればかなり遠くまで運んでくれるから、3回くらいしか使わないかも。
- 中央バスで交通系電子マネーを使うときは、乗る前に1回、降りるときに1回、それぞれKitacaやSuicaなどを端末にタッチすること。
- 美少女率が高いとみた。
- とんぼ玉、作った。
- 小樽駅構内の土産物屋の鶏ザンギがおいしい。
- 天狗山のロープウェイは、のぼり3分くだり4分超だった。
- 回転寿司の魚一心さんは、東京出店のご予定はないのでしょうか?
- グランドパーク小樽の朝バイキングでは、オムレツと蛸のマリネがおすすめです。