ぴょん記

こつこつ憶える

カツカレー

今週のお題「我が家のご馳走」:それは、もちろん、カツカレー!

 

 

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 先年から、わたしは、なんだか体の具合が悪い。自宅から離れた病院に収容されては、感染防止や経過観察を理由に長らく留め置かれたりする。

 

 自宅が恋しい。自宅で、どんどん具合が悪くなっていっていたにもかかわらず、自分のベッドに沈み込むようにして、次に目を開けることはもうないのかもなあなどと無責任に認容していた時期をなぜか甘やかに思い出す。それは、2013年の年初から初夏にかけての時期のことだ。

 

 でも。そのままになってしまえば、まさか保護責任者遺棄等には問われないにしても、家族に大きな迷惑がかかる。街の整形外科(兼リウマチ科)、皮膚科をそれぞれ標榜する開業医に見過ごされた大きな疾患が大きな観覧車のそばにある総合病院ですぐに発見され、翌日、ベッドの用意がないというその病院の紹介で、川を渡ったところにある別の大学病院に入院した。

 

 もしも、あのまま。1日100kcalの果物ゼリーですらまともに飲み下せず、トイレに行くにも不自由するために水分も抑え、小さな茶碗に盛られた30gの米飯さえ、左手に支えがたく過ごしていたら。まもなく三回忌であったろうなあと。

 

 そして、まさか自宅のカツカレーは望めないにせよ、現在の入院先の病院の食堂にあるカツカレーにあこがれを抱くこともなく、わたしにやさしくしてくれた人々をテンポラリにかつ気ままに影護しつつ、異界からこの世をにやにや眺めていたことであろう。