ぴょん記

こつこつ憶える

きびしい花冷え

 すっかり特定された靖国神社境内の標準木の蕾が綻びたのと前後して、分厚い寒気が上空に戻ってきた。原病を叩くための服薬量がようやく下がり始めて一ヶ月、人並みに気温の低さに苦痛をおぼえる身体に戻りつつある時期にあたったため、ことのほかこの寒さが身に沁みる。

 

 ゆうべは、鯵の塩焼きと、鶏つみれや青菜の入った軽い鍋ものにした。おとといは、和だしをつかった「大江戸カレー」だった。夜、こういった中鍋以上のものを作ると余りが出るからそれがわたしの昼ごはんになる。台所の流し台と自分の机の上以外に広がりをもたない生活なので、それで余るところも足りないところもない。まいにち、えんえん。

 

 入院期間自体は比較的短かったものの、そのあとの外出自粛期間が長くて解除の見込みも不透明なことから、さすがに心弱りしているのだろう。仕事の質と量を向上させたいなら、さしあたって何もできないこの時期にこそ精進するにかぎると自分でも思うのだけど、少しでも新しいことに手を出すのに二の足を踏んでいる。