ぴょん記

こつこつ憶える

通院日

f:id:e_pyonpyon21:20150313142326j:plain

(がま口いっぱいに飴を詰めると、まるで頬袋のようです。)

 

 4つの診療科を経巡る。主病関連の3つに、歯科。現在、感染症を避けるために、抜歯などの歯の大規模修繕は避けるようにいわれているので、こちらから特に説明しなくとも、主治医と連絡をとってあれこれ配慮してくださる院内の歯科医さんは、ありがたい。

 

 通院か入院しか、公然と外出できない身の上なので、銀行でお金を引き出し、コンビニエンスストアでお金を支払い、ガムのボトルを買い、食堂でごはんを食べて、カフェで仕事を済ませるという、一連の行動を検査と受診の合間に行うことになる。そのほかの時間は、空いている診療科のソファの隅で居眠りをしていた。

 

 帰りは、およそ半年ぶりに学バスに乗って、最寄り駅まで出た。日本大学医学部の病院が開かれて、近所がどういうふうになったのか見たかったのと、自然食品の店でしっかりした大根をみつけたら1本求めたかったからだ。病院の近くには、調剤薬局がやたらと増えていたし、自然食品の店にたどり着くには、家族との待ち合わせの時間からいって、少々時間が足りなかった。

 

 10年前、楽器店や調剤薬局も幾らかはあったけれど、回転寿司や昔ながらの蕎麦屋もちゃんと存在した、あの長い坂は、少しずつその空気を変えていった。自分は、学生から慢性病の患者に横滑りして、泣きもしないけれどとくに笑いもしない毎日を送っている。感慨を抱くほどではないものの、まあそんなものかなと思って、待ち合わせ場所の鮨屋へと急いだ。