外には出られないし、目さえも満足に開かないので、思考の源が乏しい脳内アーカイブスに限定されがちだ。そうすると苦しいこと悲しいことが湧いて出ることが増えて、我ながら不愉快になる。
こういうとき、バロック音楽は、由来の人種や信仰を超えて、なぜか心にやさしく響く。
医師と相談しつつ、いくつかの薬を休んでみた結果、目下のとにかく疲れやすく長く眠りがちな身体の傾向は、ある種の薬の長期間かつ高用量の服用による疲労によるものだろうということになりそう。徐々に服用量を減らしているとはいえ、パルス療法からの減薬はすでに3回に及び、今回がもっとも緩い減量。つまり、累積した服用量がいちばん多い。
これでも、いろいろ思い煩わないことがないわけではないけれど、とにかく身動きがとれないわけであるから、我慢するよりほかない。