ぴょん記

こつこつ憶える

猛暑ひきこもり日常

 梅雨明け十日、とはいう。これは、梅雨が明けて十日間は、安定した晴天が続くことを示す、らしい。

 

 晴天に伴っての猛暑。目が回ってよろよろと頽れるだけではなく、またぞろ頻脈の発作が起こってはたまらないので、居職であることを幸い、なるべく控えめに冷房機と卓上扇を稼働させて、昼の日中を仕事をして遣り過ごす。川一本隔てて、なぜかこのあたりは日盛りの時間帯に北の丸公園の観測点「東京」よりも最大で5℃ほど気温が低い。

 

 

 夕飯、どうしようかと。たまにはピザの宅配を頼んでもいいかもしれないが、しばらく注文しないでいるうちに、1枚3000円、4000円するものが出てきたようだ。もっともそれらはサイズもXLということなので、それなりに食べ甲斐もあるし、中年のふたり家族ならサイドオーダーをとらなくても十分足りることだろう。ココイチのカレーをお願いしても、ふたり分で2500円程度にはなるだろう。だけど。

 

 デリバリーの金額も、けっして小さな要素ではないけれど、それだけがすべてではない。目の前にある食料を按配して食事を仕立てることは、わたしのまさか趣味でもなくまして特技でもなく、いわば単なる習慣のひとつなので、たとえばトマトの乱切りに塩を塗しただけの小鉢ひとつであってもこしらえればそれだけで気が済む。

 

 はじめて調理を覚えたのが、祖母や母親の個人的な台所ではなく、田舎の主婦たちが大勢で集まって寄り合いのための食事を準備する公民館の調理室で、三十人分のsalad with vinegared miso「ぬた」の下拵えをするとか、もっと大量の筑前煮を小鉢によそうとか、むかしはこどもでも手伝える仕事がたくさんあった。

 

 そういうことを思い出しながら、汗をふきふき、朝な夕な台所に立つ。そしてだんだん夏は老いていく。

 

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 (最近、回転寿司の通過スピードに身体が追いつかなくなりました。)