ぴょん記

こつこつ憶える

喰わずの果てに

 とても若いころには、夏場に食欲不振が募って、ものを考えられなくなるほど衰弱したことがあった。いまのわたしからはおよそ想像できないかもしれないけれど。

 

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(すいかは大好き。)

 

  たまには、ブックマークから引用してみる。

 

暑いときに食べたい洋食が思い付かない

サンドイッチ、ポテトサラダ、マリネした肉・魚・野菜、トマトやじゃがいも、豆などの冷製ポタージュ、あと、脂肪の少ない鶏のささみを素材にしたフライやソテーなど冷めてもおいしい洋食なんじゃなかろうか。

2015/07/17 00:40

 

 「洋食」という縛りがあったために、明治中期から昭和初期までの間に、町の小食堂やご家庭で親しまれてきたようなメニューの紹介になった。ゼラチンをつかった、見た目は涼しそう、でも、味はしっかり濃くしかも滋味豊かな冷製なども、こどもの頃には主婦向けの料理本で見た。

 

 ところで、わたしは、自分でも油断するとすぐ、なんでもカレーにしてしまう傾向があるのだが、年齢と体調を考えて、それはほどほどにしようと思う。たしかに、植物油を多くつかった市販のルーはそれほど使わず、粉のカレー粉と「カレーの恩返し」という名のスパイスをフライパンで1分ほど煎ったもの(本式では、ギーという脂で炒めるらしい。)で調味しているものの、それでも油の摂取量は少なくない。げんに、今日の夕食も中皿に半分、カレーライスを残した。カレーライスをたくさん食べられる、人体の夏は、わたしにとってはもう過ぎ去りしものなのだ。

 

 だから、少しだけ上等な魚のだしと野菜のだしを用意して、塩や胡椒で仕立てた薄めの和製ポトフのようなものを主菜にして、あとは、焼いた魚を少しと、豆腐や納豆、キムチのたぐいを副菜にして秋までしのげば、鯖と秋刀魚がまたおいしくなってくるのではないかと期待している。