ぴょん記

こつこつ憶える

土鍋のローテーション

 棚の上に土鍋の本体。蓋は、その脇の籠の中。土鍋の中には、薄い白磁の麺鉢2つ。蕎麦やうどん、ラーメンにチャーハンまで食べさせる便利な器。土鍋の本体と麺鉢2つの下には、同じ土鍋の小さいタイプ。

 土鍋の本体を出して、カレーをつくる。蓋は、ちょうど合う大きさのステンレスのもの。土鍋も麺鉢もステンレス蓋も、どれも無印良品のもの。豚肉角切りにじゃがいもたまねぎにんじんをじっくり温めて柔らかくして、秋の半ばの穏やかなカレーにしてくれる。お昼にわたしがひと皿食べて、夕餉にふたりでひと皿ずつ食べて、残りは翌日のカレーうどんになる。そして、土鍋は洗われる。

 その夕方。土鍋は、ざく切りにした白菜と塩と水を入れられて、また火にかけられる。葱に蒟蒻、豆腐に牛肉の薄切りも加えられ、すき焼きのような味付けを施される。土鍋、なかなか棚の上の定位置に帰投できない。本来の蓋は、あいかわらず、籠の中から本体が炒られるのを冷ややかに眺めている。

 土鍋、ちょっと疲れた。鼈鍋の店の鍋には及びもつかないが、火に掛けられちゃ冷まされて、そのたび、水がかかって罅など入りゃしないかとひやひやしている。すき焼き擬きの明くる朝、時間差で〆の雑炊をこさえられて、土鍋、やっとお役御免。

 

 おつかれさま。

 

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