ぴょん記

こつこつ憶える

埋もれて、たまさか掘り返される

 うつくしいお菓子の筺をいただいて、おどろきにふるえつつ、端からつまんでかりかりと平らげていった。よなかに一旦布団に入ってから、メッセージの返事をタブレットで打つために身体を起こしてぽちぽちと右人差し指を画面上で動かした。

 

 わたしは、ながい時間を経てふるびたいきもの。動作保証もとうのむかしに切れている。それでもたまに思い出してもらえると、みみの裏側に居座るなにかがよろこびでちりちりとちいさくゆらめく。