ぴょん記

こつこつ憶える

漬物

お題「ごはんのおとも」

 

 先日は、ふりかけについて書いた。今日は、漬物について思いつくままに。NHK連続テレビ小説ごちそうさん」につられて、糠床を作ったことがある。春から初夏にかけて、発酵が進みやすいころだったので上がってくる水を専用の容器で取り出したり、辛子を加えてみたり、それなりによくやった。糠床は生き物だから、朝夕2回の攪拌に加え、その中に捨て漬けも含めて、つねに野菜を抱えていたがる。それなりに手間がかかるのだ。その後、6月半ばに2泊の旅行に出掛けるのを機に糠床は二重のジップロックに包まれて冷蔵庫へ。さて、発酵が穏やかに進む秋になったが、わたしが入院してしまったので、糠床は冷蔵庫に入ったまま年を越した。明けての春先、糠床は、また専用の琺瑯容器に移され、捨て漬けを2週間続けたあと、数回、胡瓜や大根、人参が漬けられた。しかし、結局、まるごと廃棄された。すごくすごくまずいものが漬かったわけではない。ただ、わたしたちが思い出してしまったのだ。わたしたちは、どちらも、せいぜい野菜の浅漬けと梅干ししか食べずに、沢庵さえも避けがちにして育った。漬物を買ってまで求めるようになったのは、ついここ数年の、いわば漬物ビギナーであることを。

 糠床は、うちには早すぎたのだ。漬かるのをみるのはたのしいけれど、生産に消費が追いつかない。古漬けを刻んでチャーハンの具にするにも限度というものがある。