ぴょん記

こつこつ憶える

『わたしを離さないで』第7話

 今週から、「提供者」として同じ施設で育てられた若者たちが「提供者」「介護人」として迎える最期のとき、という新章「希望編」がスタート。「提供者」にとっては、介護人も自身の提供が始まるまでの仕事なので、遅かれ早かれそれぞれの終わりの日はやってくる。今回は、綾瀬はるか「恭子」が介護人として何人か受け持つ中のひとりとして、柄本佑「加藤」が回復期にある提供者として登場。「恭子」を困惑させる水川あさみ「美和」の行動を解釈するにあたっての鍵を残してどうやら最終の「提供」へ向かっていった。「恭子」の抑えた演技のすばらしさもさることながら、第6話ラストの動揺ぶりから「美和」のストーリーに起伏を加える力が止まらない。高い声で三浦春馬「友彦」を詰ったり、自分が陥れた「恭子」の前で讒言を開き直ったり、設定通りかあるいはさらにその上をいく「嫌な女」ぶりなのだが、水川あさみの容姿と声質でこの役にあたる限り、後口はひどくはない。むしろ、わがままで孤独な「美和」がどうぞして優等生で受容的な「恭子」の関心を繋ぎ止めておこうか悪あがきしている姿がいっそいとおしいほどだ。このドラマ、綾瀬はるか水川あさみを入れ替えたバージョンが一部でいいから観たいわあと家で話した。