ぴょん記

こつこつ憶える

自分という絶望

 世の中一般と折り合いが悪いという自覚が幼稚園に入る前からわたしにはあって、いろいろ試してみた結果、どこがよくないなにをするからしないからいけない、という突出した欠点ではなく、総合評価でもってどこにいってもあやしい人とタグ付けされるのだとわかった。それと同時に、すごくたくさんお金を稼げるわけではないが、ここで働こうとおもって出掛けた先で断られることは少なく、ほどほどに大切にされてさして厭な思いもせずに、これまで生きることができた。

 わたしのことをよくしらない人は、田舎の躾に厳しい家で大切に育てられたひとりむすめだなとどいう。だから滅多に言い訳や申し開きをしないのだと。そいつぁ違う。おいらぁ山からおりてきた、ただのたぬきだ。ただ、どう転んでも、うまいこといく筈がないと割り切っているから欲を出さないだけのはなしだ。そして、二律背反だけど、うまくないけどそれほど捨てたものではない程度のところに着地すると信じているから必死で人の袖に縋ったりしないのだ。

 ところでこのいのち、どこまで保つのか。