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ぴょん記

こつこつ憶える

デパートはすごい

 月曜の午後、日本橋タカシマヤに行った。わたしは、いつもその店を「髙島屋東京店」と認識していたのだが、いつのまにか片仮名混じりの店名になっていた。

 テレビで観た、賀茂茄子を油で両面焼いて出汁をかけたのを作りたくて、「賀茂茄子も水茄子もタカシマヤ日本橋で見掛けました!」という親切な方からの情報をもとに地下の食品売場へ行く。一昔前、休みの日の朝に丸善に寄って、帰りに髙島屋の地下でパンやハムを買って帰るのが楽しみだった。だから何回か改装されても、髙島屋の地下の食品売場だけは、かろうじてレイアウトが把握できる場所なのだ。

 さて、賀茂茄子や万願寺とうがらしを無事入手し、だいすきなパン屋であるメゾンカイザーでパンの詰め合わせ袋も買い、惣菜の神戸コロッケにも寄った。と、ここで、なんとなくこれ以上買っても持って帰れないという物理的ストッパーが働いて、京都物産展のイノダコーヒや大安の漬物福袋、それに(これは横浜のものだが)おいしそうな月餅は諦めた。

 その月餅は、たぶん華正樓のものだと思って、今朝、ネットで注文した。届くのは、再来週になるけれども、忘れた頃に届くのもうれしい。

横浜倶楽部ミニ月餅詰合せ|商品詳細|高島屋オンラインストア

 

 

  『町でうわさの天狗の子』の岩本ナオさんの最新作。月刊flowersで不定期連載だったのが1冊にまとまって読み直せる。いがみあう隣国同士の、気立てのよいお姫様と、かしこくてたのもしい青年技術者の恋の行立てがものがたりの縦糸で、横糸は彼らの周りの大人たちの頑なな心が解けていく様子。お姫様とエンジニアが、どちらも小狡いところがなくて自分のことよりも他の人のことを優先して考えられる、つまり、大事に育てられてきた人であることが嬉しく思えるお話。

 ……今日、届く予定なので、とてもたのしみ。