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ぴょん記

まじめにはたらく

すでに部外者名乗りはできない

 おとといメールを眺めていて、ふとあるまんがの電子書籍に目を留めた。この系統の作品は読んだことがないと思って、現在2巻まで電子化されているのを購入した。主な想定読者層はヤングアダルトの女性で、出てくるのは違法賭博が行われる酒場で働く成人男性、未成年に、反社会的勢力関係者。そして、大きな要素として、男性同士の性交渉と恋愛感情。

 高校生の妹を養っている主人公が、情に流されやすくて、もうあとからあとからトラブルが押し寄せてきて、逃げようのない状況に追いやられ、それなのになぜか厄介な男たちに思いを寄せられて自分も絆されるというストーリー。あえて書名を秘す。

 頭を整理するために、夜のうちに1回読んで、翌朝もう1回読んだ。「少年」も「恋愛」も出てくるから、たしかにこれをびーえるというジャンルに含めて語ることも形式的には可能であろう。ともかく、これに出てくる「子」たちの不幸には、読者である「わたし」も少なからず加担していて、だから、同じびーえるでもたとえば『昭和元禄落語心中』の雲田はるこさんの「猫っ毛」シリーズとの距離をここで語ってもあまり意味がない。

 創作ですら、同時代であれば、マーケットを通じて登場人物の不幸に関与可能なのであるから、ましてや、現実の人間と人間の関わりにおいては。

  「猫っ毛」シリーズではないけど、雲田さんのやさしめのびーえるを貼っておきます。

野ばら (MARBLE COMICS)

野ばら (MARBLE COMICS)