ぴょん記

こつこつ憶える

レーンの上を移動する鮨

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 晴れてカラカラな土曜日は、どうしてスナモのなかに鮨屋がないんじゃと脳内で呟きながら、南砂町の駅の東京側にある回転寿司の店に出掛けた。店に入った時点で14組待ちの繁盛ぶりだったが、皆さんとても穏やかに客席が空くのを待ってらっしゃる。わたしなど修練が足りないものだから、いまだ汗が噴き出している状態で見ず知らずの人と電車の中でもないのにとても近く近く立っているのがなかなか耐えられずに、外で待つと言ってはいや暑いから中で待ちなさいと止められたりしていた。

 それでもわりとすぐに順番がきて、6人掛けのテーブル席をわずかふたりで占有して食事が始まった。すぐに、すごいなと思った。中心になるのは、100円(税込108円)の皿で、それを超えるものは少ない。レーンを回ってやってくる鮨の鮮度もよいが、タッチパネルで注文して舟で届けられる鮨がおいしくて、しかもやってくるのが早い。

 正直にいうと、この回転寿司を新規で訪れるのには多少勇気を要した。というのは、およそ十日ほど前、札幌で市の中心地からなぜか往復ともバスに乗って(地下鉄でも行けます。)、わたしたちは、「なごやか亭」という回転寿司のお店に行った。どの支店も市の中心地からはやや遠いけれど、おしなべて評価が高かったので、二泊三日の最終日にこのチェーンの発寒店に出掛けることにしたのだ。ええと、結論だけ書くと、すばらしいお店でした。

 

 

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 目玉商品についてもさることながら、ワタクシ、その前日に、牛肉を200gほどいただいていたために、なごやか亭では、4皿か5皿くらいしか食べられなかったのです。しかし、厳選しておいしいお皿を取ったので、それはそれで満足したのです。

 というわけで、この喜ばしい記憶もさめやらぬうちに、近所の回転寿司さんに出掛けてはがっかりするのがおちではないかと心配していたけれど、それは杞憂に終わって、この100円のお皿の多いお店がわたしは大好きになってしまった。そして、調子にのってしまいには170円のチョコレートケーキまで平らげた。

魚べい 南砂店

食べログ魚べい 南砂店

 

 ごく当たり前のことを書くと、北海道に行って、おいしいものを食べると、たとえば週末ごとに、そういうお店に足を運ぼうと思えばそうできる地元の人もいるとは思う。それはそれとして、寒い時期のつらさその他を聞くにつけ、うらやましいということばを遣う場面は心して選ばねばならぬと自戒する。まったく北海道やそこに住む皆さんとは離れたところで、ある人に誘導されるようにその当人を何の気なしに褒めてしまい、そのことで実は深く恨まれていたという、ありがちだが面倒な経験をしたことがあるので。

 

 

 回るお鮨も、カウンター越しのお鮨も好きで、なんなら宅配のぺらぺらの容器に入ったお鮨もたいへんよろしいと思います。