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ぴょん記

まじめにはたらく

下衆の勘繰りの効用

 きのう、はてなハイクに、ある刑事事件についての雑感を書き付けたところ、内容は異なれども、わたしと同じように忸怩たる思いを抱いている向きからの反応を得られて、迷ったけれどもメモを残しておいてほんとうによかったと思った。

 ふだんはなるべく発動しないように知覚レベルも意識的に鈍い段階に設定しているつもりだけど、わたしの物事一般に向ける好奇心は実に強い。あまりに強いために、ふつうの噂話の対象である、同級生の誰々が実は……、とか、芸能人の某が電撃的に!、などという事柄では喰い足らないことが明々白々であるから、それらには殆ど飛び掛かっていかない。テレビ番組も、「溜め」が多い構成で中身の総量が薄いと、もどかしさが好奇心を抑えて観るのを途中でやめてしまう。ところで、テレビといえば、むかしのNHK特集のように、放送した内容にさらに掘り下げた取材事実を加えた書籍が関連出版社から放送時期に合わせて出されるような重厚な文化はすでに廃れて久しいようで、その点は残念である。

 ともかく、だから、わたしの好奇心は妙な分野の変な方向へと放たれる。その一例がはてなブックマークで、たいてい100文字いっぱいにコメントを付けはするけれども、そういう「れんしゅう」が、いつか誰かのためになるのか、あとで読み返して自分でわからなくなることばかりだ。そう、こういういわゆる下衆な勘繰りの使い途とは、たとえば反対尋問に備えて、向こうさんはあなたの主張を叩きつぶすために全力で掛かってくるのですから少々のことがあっても腹に力を入れてしっかり受け答えするんですよ、と依頼人を励ますもたいまさこさん演じる弁護士さんの側で、ソウダヤレヤレー!!と盛大に旗を振るネコやウサギの演技力エネルギーでしょ(※本日、ほぼ日手帳2017発売初日のため、早退いたします。)。