ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

はたらくひとを護るもの

 昨日付のエントリでブックマークを引用した記事について、自分のほかのブックマークをつらつらと眺めるに、もとより大勢は『セクハラパワハラ、ダメゼッタイ!』であって、それは十分に予想可能なものなのだけど、その中にすら存在する、ひとつひとつの微少な揺らぎがまことに趣深く感じられる。

 ところで、その大手広告代理店総合職の、と考えたところで、たとえば、お医者さんや官僚なども、長時間勤務、過重労働が常態化した世界で生きているし、また、プロスポーツ選手や芸能者などには、職業人として第一線で稼働できる時間は通常人に比べてかなり短いという特色がある。高い報酬や技能の習得、その業界での地位の安定、さらには記録、業績のために、人生の時間と、体力・精力を平均的な人よりも多く職業に差し出して、そして得たものが本人の納得のいくものであればそれはそれでよいのかもしれない。でも、時間や体力・精力は、グラム幾らで量り売りできるものではないし、戻ってくるはずの見返りについても、それはしっかりした函数で計算される性質のものではないから、やはり労働法一般、もっと大切にしてほしい。

 わたしがとくに気になるのは若年労働者のことで、労働組合が活発に機能する時代ではないからこそ、せめて中学や高校を出る前に、アルバイトを含む就労先でこういう目に遭ったらどこどこに相談、ということを教えてあげてほしい。

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 結局、今季もアルマイトの調理器具をりんごの器に流用している。