ぴょん記

こつこつ憶える

ちゃんとしてなくていい

 引用ツイートは連続したもので、大学の先生が歴史的に負の遺産とされる差別や格差について現在では問題が縮小ないし解消しましためでたしめでたしとの誤った理解を行っている学生さんについて言及されたもの。すでに21世紀なのだから、よもや歴史の教科書に出てくるがごとき不条理は地球上から消えて久しいに違いないという謬見。ただし、ミクロで潰していけば、わたしだって物事のまちがった把握のしかたというのはしでかしているだろうけど。それも幾らでも。

 ともかく、引用ツイートのようになるのも無理もない。おそらくひどい話おそろしい言い伝えは、夢の彼方テレビ画面の向こう側に限定されていて、目を覚ましたり局を切り替えたりすれば、平穏な実生活に自動的に戻れるものとしなければ、およそ耐えがたく思われるのだろう。なにが耐えがたいと?それは、まぎれもなく、この「実生活」だ。そのくらい、この「平穏さ」は、残酷で、きつい。いまもむかしも、教室はりっぱな戦場だし、この頃は、6人に1人のこどもが「貧困」状態におかれているという。

 さてさて、わたしは、もういい年齢だから、闇雲に現実に安逸を求めるのはそろそろやめにしようと思う。大団円なんて期待しない。物事に、いわゆる「落ち」がつかなくてもかまわない。殴ったり嫌ったり、そういう事象が起こったとき、いくらそれらが理不尽であろうと十分に存在しうるものであることを前提に、その憎悪の問題と向かい合おう。