ぴょん記

こつこつ憶える

それはジーンズにどちらの足から収めるのかというのと同じくらい

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(自分のは、皮のついたまま、がりがりいただきたい。)

 顎の真裏あたりでいつも括っている髪の毛。しっかり結わえていても時間が経つにつれて髪型が崩れていくのは約2年前に施した段カットの影響だと思っていた。わたしはふだんは段など拵えないのだが、珍しくそうしたのは、ステロイドの集中投与療法がすでにみたびに及ぶころだった。ステロイド集中投与の最初の回では、頭髪がせいだいに抜けてそのあとふわふわした頼りない毛しか生えてこなかったものだけれど、2回目、3回目と比較的短期間にステロイドが多量に身体に入ることが重なると、少しだけ毛が抜けて、そのあとには、なかなか根性の据わった、もとの毛質よりもよほどしっかりしたのが生えてくるようになった。ところが、もとがかなりくるくる大きく巻いた毛なので、筋力低下に伴い、しばらく梳ることを疎かにしていたらすっかり櫛が通りにくくなってしまった。そこで、通院時に院内の理容室でカットしてもらったら、立体的に刈り込まれて、つまり、髪の長さに段がついていたのだ。その段のさいごの名残が、いまちょうど肩に掛かるあたりに存在して、だから、髪ゴムが緩みやすいのだと思い込んでいた。

 だが、美しくもまっすぐでもないけれど、もともとわたしの髪は太くて数も多く、細いゴムでも太いゴムでもとにかく1本だけでは束を維持しがたい総量を保っていたのだ。病気をして、寝たきりになり、ときには長い入院にしたので寝ている時間が長くなり、枕と首の間で邪魔になるのでいつしかシニョンにしなくなったけれど、日中は起きている生活に戻ると、引用ツイートのようにまとめているほうが断然らくな感じなのだ。このように、小さいけれど、自分について基本的なことを忘れていただなんてと数えると、最初に寝付いたころから数えてすでに丸4年が経過していたのだった。