ぴょん記

こつこつ憶える

元気が出ないときは食べて観るだけ

 さつまいもを調理するとき、ここでも幾度となく紹介した鋳物とアルミでできている器具を使っている。

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 きのうは、安納芋、ふつうのさつまいも、種子島紫芋と、3種の芋を焼いてみた。安納芋とふつうのさつまいもは家族と半分ずつ、種子島紫芋は小さかったのでひとつまるまる食べた。あつあつのところに、塩を振ったり、バターを添えたりして。芋には、餅とはまた違う、口にしてすぐにいのちを養う力に変換される力強さを感じる。もともとは救荒作物であったサツマイモが、いろんな品種を揃えて秋の食卓を彩るさつまいもになってくれた。ありがたいことである。

 

たそがれ清兵衛

たそがれ清兵衛

 

 二日続けて、藤沢周平の海坂藩ものの映画を観ていた。海坂藩があったとされる山形県鶴岡市は、この近在では親しみのある自治体。はるか遠くに山塊を見渡す田のあたりは、「鬼の爪」では囚人の脱走を城下へ告げるために腕を痛めつけられた小者が必死で走った場所であり、「清兵衛」では家格の違いを理由におさななじみとの縁談を断った男と、その娘らが山から切り出した薪を背負って歩く経路である。他藩の武家との縁談が進んでいる女が、藩命を帯びて死地に赴いた男の帰りをその家で夕方まで待っていた、という描写で、その女の覚悟を観るものに感じさせるために、あの嫂の叱責があったのだなあ。深浦加奈子、いい役者さんだった。