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ぴょん記

こつこつ憶える

関東煮を炊いていた

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 うちの関東煮は、ほとんど「おでん」に近い。おでんとの目立つ違いは出汁の色が淡いところぐらいだ。大根と茹で卵、蒟蒻が多めに入り、あとで、つみれ、てんぷら、餅巾着、はんぺんが順次足されていく。蛸や牛スジは、近年では滅多に入らない。きのうは、茹で卵が鍋の底に沈んで、焦げ目がつき、さながら鍋底卵であった。そして、けっこう頑張って塩と醤油を加えたにもかかわらず、仕上がりは、とても塩気が薄かった。長期入院していたときに、特に医療上の必要はなかったが減塩に興味があったので、主治医と相談の上、栄養科にお願いして、塩分量を1日6gとかそれ以下とかに調整していた。それがきっかけで、塩気の抜けた生活が始まって、わたしは身体が楽になった気がするからいいものの、気の毒なのはそれにつきあわされる家族であるが、いまのところは、なんとか我慢して塩気の乏しい食事を続けてくれている。

 ところで、特に、蒟蒻について。らでぃっしゅぼーやの蒟蒻は下処理をしているので、まな板で三等分にしてそのあとそれぞれ対角線で切って都合6枚にしてすぐに鍋に入れられる。これに対して、セブンイプレミアムの蒟蒻は、カットしたあと、沸かした塩水で3分から5分、茹でてからでないと煮込みに回せない。その手間はかかるが、どちらも同じ頻度で使っている。理由は、セブンプレミアムのほうがネットスーパーで注文して最短4時間で届くため。らでぃっしゅぼーやのは、注文締切から5日待たなければならない。わたしは、おでんの具の中で蒟蒻がいちばん好きで、関東煮の入った土鍋の置いてある台所に立つと、蒟蒻を小皿に1つ取って、冷めたまま、つい、つるっと食べてしまう。風邪ひきのときに「蒟蒻畑」のゼリーが家にあったときなど、高齢者や小児には食べることが禁じられているそれを常温でつるつる調子に乗って嚥下していた。父方の伯母が自家用に作っていた蒟蒻はとても芋の成分が多くて切るにも炊くにも手強かったが、じつに滋味に溢れていた。その芋を育てた土は、上州ではなくて、九州のものであった。

 そんなに大好きな蒟蒻なのに、そして、賞味期限は製造日から数ヶ月後であるのに、なぜかたまに冷蔵庫から賞味期限を過ぎた蒟蒻が出てきてしまう。なぜ。