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ぴょん記

まじめにはたらく

タオル温石

 構成人数の寡い家庭ではあるけれども、それでも土日の昼夜の食事の合間に洗濯ものの世話に風呂の仕度など外せぬ用事を為遂げ続けていくと、いつしか月曜の朝には懶さを覚えるようになった。みかねたのか、このごろ、昼や夜に外でごはんを食べさせてくれるようになった。ありがたや。働く、いや、そもそも動くに適したあたまとからだの造りをしていないのか、罰当たりにも自分の食む分すら満足に稼ぎ出すことができない。これで料理と皿洗いと、アイロン掛けがきらいだったら、もっとたいへんだよと思いながら、朝の家事を一段落させて、自分の机の脇に置いたオイルヒーターの上のタオルをふと首筋に掛けてみた。あたたかい。血の巡りが助けられるような気がする。春なのに。年をとるって、たとえば、こういうこと。

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 試供品たっぷり。

 寒い時期に、背中の肝臓あたりにやけどをしないようにカイロを置くと、血を造って全身に送り出す臓器の負担が軽くなるとはきいたことがある。歯や顎の力の弱ったご年配が包丁やフードプロセッサで咀嚼しやすくしたものを摂るのと同じで、身体機能の外部化の一種か。