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ぴょん記

まじめにはたらく

いぶくろとのうみそと

 先日の外出の折、去年の夏に入った蕎麦屋を少し探して諦めて、よく知っているeating while standingのお店に入った。小諸そばさん。とくにここの夏の冷やしたぬき蕎麦が好物。いまは四月の前半なので、それは食べられないけれど、小さいカツ丼と蕎麦のセットを食べればいいと自動券売機の前に立ってみれば、なぜか「満腹」のシールが貼られたカツ丼と蕎麦か饂飩のセットしか見つけられない。時刻もかなり下がったし、ずっと空腹のまま大画面に向かっていたので食べられると思って、予め財布から出していた小銭に百円玉を足して、件の「満腹」を選ぶ。

 配膳口で、冷たいお蕎麦(ざるそば)で、とお願いして待っている間も、蕎麦とカツ丼を長方形の盆に置かれてこちらお席ありますどうぞ、と親切に誘導されて席に着いたときもとくに食べるのに無理な量とは思わなかった。ところが、まず、お蕎麦からするするっといただいて、続いてカツ丼に移ってまもなく、とても早めのリミットがやってきた。カツ丼は、180gほどのしろめし、卵でとじたヒレカツ3枚。そのカツ1枚とご飯約4分の1を食べたら、胃が『これ以上は、処理しきれないかもしれない。』と申し送りをしてきた。ヒレカツ2枚とご飯135g、残してもいいのだけど、町場のeating while standingの店でそういうことをしたことがないので、胃にいわれた脳のほうも混乱していた。『難しいなら残してもいいけど、もう少し頑張れない?本体は3時間くらい、お腹きゅうきゅうさせていたから、食べたいみたいよ。このカツもご飯もおいしいし。』胃は、しばらく考えて答える。『いますぐどうのこうのって感じでもないだろうけど、本体、ふだんの平日、昼めし食べないことが多いから、こういうの驚いちゃうんだよね。』胃と脳との間の調整が終了したようなので、本体は一旦置いた割り箸を再び取り上げて、ヒレカツにかぶりついた。旨かった。

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