ぴょん記

こつこつ憶える

量のリアリティ

 『3月のライオン 後編』を観にいった。力作だった。そして、長かった。

 

 少し期待して読んだ別の漫画が、作中の料理の材料の量について、現実感が相当に乏しくてがっかりした。朝晩大人ふたり、昼はわたしひとりの宅ですら、週に2回はかなりの量を買い込む。均して1回分の買いものの量は、わたしが両手に提げて800m歩けばくたくたになる程度の嵩と重さだ。豆腐一丁でも300gはあるのだ。それを十数人の成人が同じ屋根の下で朝昼版と三食平らげる場所で、たとえ毎日買いものに出掛けるにしても女の子ひとりが徒歩で持ち帰れるだけでおかずが拵えられるとはとても思えない。材料の一部は配達してもらっているかもしれないし、そのほかにもなにかいまだ語られていない設定があるのかもしれないので、現在連載中のその作品の名は書かずにおく。