ぴょん記

こつこつ憶える

たぶん暑気あたり

 定期通院日。診察の予約時刻がいつもよりも遅いので、地下鉄で行くことにした。それはともかく、前夜から具合と機嫌が悪く、朝も二度寝して体力を温存し、なんとか仕度をして駅へ。最寄り駅のホーム、乗換えの日本橋、病院に着いてから、採血されてから、カフェで、内科の診察後に、眼科の検査後に、眼科の診察後に、それぞれ猛烈に帰宅したくなる。頭痛と悪寒とだるさのゆえに。

 習慣でケーキを頼んでしまう。

 それに加えて、チーズケーキにアイスクリームを添えて、とお願いすると、レジのお嬢さんがn種類ございますがどれになさいます?とメニューをこちらに向けてくるので、いちばんお薦めのにしてください、と答える。タクシーに乗ってコースを尋ねられたときも、あなたの好きな道順でいいですよ、と言った。デパートのパン屋で菓子パンを選ぶときも。

 胃がほぼ空だったので、糖質が即座に身体に取り込まれていった。その胃壁の一部以外は全身でなにも食べられないし飲み込めないと強硬に抗議を繰り返しているのに胃は貪欲だ。