いつも行く、ＴＯＨＯシネマズの日本橋ではなく、新しくできた上野のほうに寄ってみた。PARCO-yaの７階から上の数階が、ＴＯＨＯシネマズ上野。
映画は、高畑充希がいじらしくて、全編通じて彼女を応援する気持ちで観ることができた。堺雅人が高畑充希を黄泉の国まで迎えにいく、その縁起がはるか平安時代まで遡るものであることの唐突さはともかく（魔物から妻を守ろうとする偉丈夫のモチーフは繰り返されたけれども、いかんせん、伏線としてはまだ弱い。）、田中泯演じる貧乏神が、この若妻の情けに感じて与えた古茶碗が夫婦の危機を救ったという、古典的な報恩譚がいかにもめやすし。
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