普段通りに動いても鼻と喉の調子が悪くなりそうなので、好天を幸い、洗濯物を干したほかは、iMSでレンタルした映画を観ながら、Opal毛糸で編む斜めストールの続きを。
大好きなケイト・ブランシェットがアイルランド最大の日刊紙記者を演じる、実話に基づく映画。1994年あたりのアイルランドを蝕んだ麻薬の蔓延、その深部に近づくたびに、家に銃弾を撃ち込まれる、至近距離から狙撃される、殴打される、脅迫される……と、ひどいことばかりが続き、彼女自身も自分や息子、夫の身の上を案じて、ひそかにしかしはげしく怯えはするのだが、外に対しては毅然とした態度を貫いていた。すごいなあえらいなあと感心しつつ、アイルランド共和国の憲法が軟性憲法であるがゆえか、犯罪によって得られた私有財産の凍結をきわめて迅速に規定したというエピソードに目が向いた。そういうこともあるねんで。