ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

片時も無名でいられない出自

 畏きあたりのなにがしのひめみこの御降嫁について、あれやこれやと民草のそれぞれに慮るさま、なかなかにすさまじきものである。新聞記事は歴史書の最初の草稿、とは、『ペンタゴン・ペーパーズ』の〆のあたりに出てくる文句で、それならさしずめこのごろのひめみこ周辺の動きは、ただいまのすめらみこと並びに次のすめらみことの御実紀あたりにあるいは記載されるであろう、ひめみこ御自身の身位の変更に関わる歴史の一要素ではある。ゆえにひろく国民の関心事ではあろうけれども、とはいえ、知らしめるべき範囲を遠く超えた細部まで、ネットニュースで読んでしまったような気がする。これは、ひらたくいって、よろしくない傾向である。よそのおうちの娘さんと息子さん、ご結婚するとかお式を延ばすとか、ふつうならああそうなんですかと応じてあとは黙っておく事柄。もとより、片方が憲法のほかに皇室典範という基本法に服する身分というだけで誰がなにをいってもいいというわけではない。

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春の夕暮れ。