ぴょん記

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糠床の再来

 かつて、宅には糠床が存在していた。NHK連続ドラマ「ごちそうさん」に触発されて作ったもので、米糠、塩水をきちんと揃え、2週間の捨て漬け期間を経て、2014年春頃から2か月強、稼働した。

 その年の6月に3日ほど旅行する際、糠床は、野田琺瑯の専用容器から2重のジップロックに移され、冷蔵庫にしまわれた。旅行から帰ってきても、冷蔵庫のさらに奥のほうに移動させられ、同じ年の秋口からまたわたしが家を長期で空けていたため、そのまま休眠していた。糠床が起こされたのは2015年の夏で、しかし、そもそもの家庭の糠漬の味をわたしも家族も知らなかったものだから(双方の実家とも、野菜を、糠よりは塩で漬ける。)、黴が生えるなどの傷みが出る前に廃棄されてしまった。

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 そういう経緯があったにもかかわらず、無印良品で「発酵ぬかどこ」が発売されたら買ってしまうという、アタラシモノ好き。発売を知ってからも、品切れになったり入荷したりを繰り返していた。なるほど、もし糠漬けつくりが失敗したとしても、厚手の袋の中に入った野菜と「発酵ぬかどこ」、1kgそこらの廃棄物が出るだけで済む、負う傷はけっして深くないぞというユーザーへの励ましとやさしさに溢れた商品だ。掻き混ぜるのも1週間に1回程度。ただし、冷蔵庫保存が基本という。補充用の「発酵ぬかどこ」も、250gずつ販売されている。

 ゆうべは、予め半日ほど塩をしておいた大根1/4本と、胡瓜1本を「発酵ぬかどこ」の中に埋めて冷蔵庫にしまっておいた。前回の自作糠床は、水を抜いたり、塩や糠を足したり、唐辛子や粉の辛子を混ぜたり、短い中にもいろいろなドラマがあった。糠床はなにも漬けないでいると寂しがるので、漬けたとしても(人間は)食べないであろう、キャベツの外側の葉や野菜の皮を与えて、なるべく空にしないように心掛けなければいけなかった。「発酵ぬかどこ」はどうなのだろう。届いたばかりの様子では、空気を含まないので、ふかふかした感じがまだ弱かったが。

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大きいのが無事に開くとほっとする

 (※きょうの分の写真も再掲。)