ぴょん記

上古文学、外国語、数学、調理、編みもの、縫いもの、競争法

梅雨明け十日とはいうけれど

 今年は、関東甲信の梅雨明けとされる日が、平年に比べて異様に早かったうえに、先週の戻り梅雨と呼ぶことすら憚られる降水があったので、きっぱりと暑いのに、暑さにやられて黙って悄れゆくばかりである。

 電子書籍で、『ポポイ』『ヴァージニア』『城の中の城』と、没後12、3年になるのか、倉橋由美子の作品を読み返していた。とくに、『城の中の城』は、図書館で借りて読んだけれど古本屋でも見つけられず、そのうち新潮文庫に収録されないかしらと期待していた作品。20代のわたしが、ちょうど30歳の「桂子さん」の内心の軌跡とされるものを辿ったときにみえていたものが霞んで、でもだからといって、いまのわたしが同じ作品を読んでなにかが余計にわかるということも感じられない。感情の網目がおしなべて粗くなっているようだ。

 

城の中の城(新潮文庫)

城の中の城(新潮文庫)

 

 

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倉敷文具さん、落ち着いたころ、また注文しますね