ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

別の世界の時間は速い/遅い

 眠っている間に異界に迷い込んでそこで数十年を過ごすけれどもある日目覚めてみれば、そこでの半生はこちら側での黄粱が炊けるまでのほんの短い時間に過ぎなかった、というのはアジアの伝奇ものによくある話。ただし、それは、行って戻っての一往復のみ。

 だから、山下和美『ランド』で、どうやら時間の流れの速さの異なるふたつの世界を何度も往来するために、どんな仕組みを「導入」しているのかが気になる。

 

ランド(1) (モーニングコミックス)
 

 

 

 

 

ランド(3) (モーニングコミックス)
 

 

 

ランド(4) (モーニングコミックス)
 

 

 

 

 

ランド(6) (モーニングコミックス)
 

 

 

ランド(7) (モーニングコミックス)
 

  鈴木光司『リング』『らせん』『ループ』のように、ある世界が別の世界によって作られた、より小さな世界というのとも違うと思うけれど。はて。