id:potariumさんのブログに親子丼の記事がありました。『おへそのおなか』、いつも楽しく読ませていただいております。
お書きになっていたレシピで、もう十分おいしいのではないかと思いました。その上であえて申し上げますと、もし、平気ならば、椎茸、とくに干し椎茸とその戻し汁を試してみてください。
干し椎茸には、高いのから安いのまでたくさん種類がありますが、親子丼に使うには、国産の小さいの欠けたの薄いの、そういうので十分です。それを干し椎茸が浮かぶほどの水で半日戻して、汁を搾った椎茸を細めに切ります。切った椎茸は鶏もも肉と一緒に煮ます。
干し椎茸の戻し汁は、だし汁の中に加えます*1。干し椎茸ではなく、生の椎茸やしめじ(このごろ石づきを落とした便利なものも売っていますね。)、その他の生の茸ならば戻し汁は出ませんが、そのときも鶏もも肉と一緒にそのまま煮てしまってください。
煮る時間ですが、わたしは長めに煮始めからたまごを加えるまで20分以上かけます。これは干し椎茸を使うからでもありますが、鶏もも肉を柔らかくするためです。
玉葱は、刻んだ全量を最初から煮ても構いませんが、3分の1くらいをとっておいて、たまごを加える5分前くらいに鍋に入れても歯ごたえがあっておいしいものです。
鶏肉に下味とかつけた方がいいのか?
鶏肉からいいだしが出るのでだしは入れなくてよいとのことだったがやっぱり入れた方がいいの?
鶏肉を加熱しすぎ?
どうしたら高みにいけるんですか?
あとちょっと塩辛かった気がする、しょうゆを減らすべき? 砂糖を増やすべき?
生活を犠牲にしてでも三つ葉を入れるべき?
- 鶏肉に下味は付けなくてもいいでしょう。
- だし汁は、わたしは椎茸の戻し汁を薄めつつ、顆粒状の「ほんだし」など使いますが、好みではないですか。
- 鶏肉は、好みの柔らかさになるまで煮ても構わないでしょう。
- すき焼きのたれなど余ったときに醤油の代わりに入れるときがありますが、たいした高みではないけど斜め上ぐらいにはいきますよ。
- 三つ葉は、たしかによい香りがします。でも、小松菜や壬生菜など、おうちにある青菜、手頃な価格の青菜でもよいと思います
おうちのごはん、おいしくできるとうれしいですね。
親子丼と違って、カツ丼の場合、揚げたてのカツをさっと煮てたまごでとじるのに反射神経を要する感じがします。
*1:もし、椎茸の細かなぱらぱらしたのが気になるときはだし汁の中に入れる前にざるで軽く漉して下さい。