ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『週末』Das Wochenende

『朗読者』のベルンハルト・シュリンクの新刊『階段を下りる女』が出るというので、その前に邦訳が2011年に出された『週末』を読んだ。訳はいつもの早稲田大学の松永美穂先生で読みやすい。 1944年生まれで68年世代のひとりとされているシュリンク…

苺を食べてきた

眼科の診察で1週間前に退院した病院へ行った。これまで近くまでバスや電車で行って、ラスト半マイル+αはタクシーさんのお世話になっていたけれど、使ったことのない都営線を利用すると病院の最寄り駅まで意外に楽に行けることが判明したので、時間に余裕を…

髪を洗いたかった

20日午後に受けた眼科の手術のあと、洗顔と洗髪を控えるようにいわれたことはたしか既に書いた。顔は、最初、お湯を含ませて絞ったタオルで拭いたりしてみたが、入院病棟のあつあつのタオルと比べて物足りないのと、梅雨時なので黴が生えないように使用済…

AmazonPrimeNow

www.amazon.co.jp 今月いっぱい、三越さんの配達料金が通常の9000円8000円ぐらいまで買わなくても無料ということで、何回かお世話になった。うちがワインぐらい飲む家庭ならば、もしかしたら三越さんでもたびたび送料無料ラインまでのお買い物をして…

energize するもの

気落ちしがちであるからだろうか、とにかく赤いもの、赤い花や実を連想させるものが自然と集まってくる。その一例が洗剤である。 ふだん、わたしはバスタブを人間用の石鹸で洗う。自分は感染予防のためにバスタブを使わないので、お湯に溶けているのは人間ひ…

『悪童日記』

あなたの愛した人の、けっしてみせてくれなかった半面の概要。

目薬注してまた宵に

当分の間は、セルフ目薬注し機かというくらい、細かな時間割通りに延焼防止のための数種の目薬を垂らさねばならない。— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2017年6月23日 「延焼」ではなくて、「炎症」。3種類の目薬の、すべてを注したり、2つか1つだけ注…

持斎慎まざればなり

「持衰」ともいうらしいが、むかし、船の構造が旧式だったころ(なにしろ竜骨がなかったらしい。)、船が時化に遭って沈みそうなとき、かねてより船に乗せた持斎に責任を負わせ、「持斎慎まざれば海が荒れるのじゃ。」と波打つ水面にかれをたたき落としたも…

家に帰ってきた

手術そのものはすべて終わらなかったけれども、予定された日程で今回の入院生活はおしまい。今後は、当分の間、通院で様子をみながら次にできることを考えましょう、と。そういう具合なんだけど、実際のところ、手術をした右眼には、もののかたちを捉える能…

病院で食べる

今回の病院には、過去に何回か(何回も何回も)入院したことがあり、入院病棟こそ異なるものの、実は同じ建物の同じ方向を向いた翼の、階数違いなので、はげしい既視感があった。ところで、病院は目下絶賛改築+増築中であって、入院患者の食事を調理する厨…

眼を開く

十数年抱えている眼疾を手術で治すことになった。なかなか治療に掛からなかったのには幾つも理由があるが、その最たるものは、わたしの自分自身の身体に対する無頓着だろう。手術は午後から。開けて、崩して、縫いとめる。今回はこれだけ。終わった30分後に…

バスに乗って

『今日はもう何もしてやらんぞ。』と、横着を決め込みたくなる朝もある。この朝もまた、気の進まないこと夥しかったものの、パッキングをして、駅とは反対方向のバス停から出発。目的地に到着するためには、足弱の身であるから、どのみち途中でタクシーに乗…

動きにくい日曜日

ひらたくいえば、今日は、昼前にアイロンを掛けたあとはぐにゃりと溶けてしまって、助六寿司の詰め合わせやコロッケを食べさせてもらってあとは昼寝をしていた。銀座線は、浅草、上野広小路、三越前、日本橋、銀座、渋谷と、思いつくだけでも駅からすぐのと…

お茶のむ話

2月の半ばごろから、2リットルペットボトルを玄関先から引きずってテーブルの近くまで連れてきて、空になったら潰して廃棄して、次のを注文して、というサイクルに倦いて、1リットルと0.5リットルのガラスボトルに麦茶やほうじ茶を作るようになった。…

キーボード叩いて暮れる夏の日

とにかくよく晴れるという天気予報を知ったうえで、机に向かって仕事をしていた。資料相手にリーディンググラスをかけてこなせる前半作業と、PCの画面と資料を見比べながら行う後半作業のうちの後者。いちいち眼鏡を掛けたり上げたりするのが面倒なので、結…

関連づけられる記述の数々

ここ一週間ほど、はてなブログが関連記事を選んで表示しているようだ。— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) June 14, 2017 そういうモジュールが公式で実装可能になったのかと思っていたら、なんとこのブログでも同じように関連記事が表示されるようになって…

『エイス』

偉大な建築家という名のTGAが世界各地で特徴のあるスタイルの建築物と、それと抱き合わせの発電施設をつくっていく。それらの施設は、広い意味での思想と経済の両面から現地の人間たちを分断し、また、じわじわとかつてエネルギー利権を独占していた富める国…

その原則はあなたには適用されない

とはいうものの、仰々しいタイトルに見合うほどの深さのあるエントリを書く気はない。ネット上での厳しい意見交換というのは、パソコン通信の時期におおかた一生分遣りおおせていて、その後、なにか揉めそうな萌しがみとめられると、9割9分8厘ほどは自分…

この時期はいつも

毎年、梅雨入りの前後には、心身ともに弱っている。もういまとなっては遠い昔になるけれども、中高6年間、よくも毎日、朝起きて登校していたものだと思う。ツイッターの「肯定ペンギン」さんならずとも、「朝、起きて、えらい!!」と過去の自分を褒めてや…

退嬰というわけでもなく

なんとなく「開店休業」の気分が続くので、ツイッターやはてなハイクへの更新報告は少なめにして、それでもなるべく毎日エントリは上げていこうと思う。 きのうは、Amazon Prime Now のショップのうち、日本橋三越本店が、送料サービスキャンペーンをしてい…

応天門の変

応天門の変 - Wikipedia もうずいぶん前に大宅鷹取の娘が縫い子として登場しているけれども、この政変はいまだ始まっていない。伴善男は、藤原北家の台頭に切歯扼腕する大納言であり、在原業平は権少将という偉くないことはないのだけど出自(父は阿保親王、…

ダウントン・アビー幽囚

ゆうべはテレビを流しながら寝ていてWOWOWで『ER』の第14シーズンを観て、テレビを消してまた寝て、アマゾンプライムのダウントンアビーの字幕で頭くたくたになっていたので、吹き替えありがたいなあと思った。— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2017年6…

アイロンのスチームのこと

アイロンのスチームの水蓋が割れてしまって、霧吹きとリネンウォーターで補完しているというはなしを以前に書いた。そのリネンウォーターは、500mlで1200円なのだけど、1回のアイロン掛けでだいたい100ml程度は霧吹きに使うので、1回あたり…

予兆なき電池切れ

本題は、モバイル機器についてではなく、わたしの身体の近況なのだけど。 きのう、auの携帯電話の電池が涸れていたので同型の予備機のバッテリに替えてみたら電源は入った。もとの電池を予備機に入れてみたらこれも余裕で電源が入った。— pyonthebunny (@ae_…

タオル忘れた

季節を問わず、外出の際には、ほぼ日の正方形のミニタオルを持ち歩いている。ハンカチでは、間に合わないくらい、汗をかいたり水気を垂らしたりするからだけど、きのうは、それをバッグに入れ忘れた。しかたないので、電車の中では、「鼻セレブ」という名の…

『花戦さ』を観てきた

日曜に詰めて仕事を進めたおかげで、月曜の午後はゆっくり映画を観ることができた。『花戦さ』。安土桃山に咲きほころんだ活け花や茶の湯、絵画の担い手たちとそれを支える町衆、そして権力者としてそこに屹立する秀吉を巡る群像劇である。 www.hanaikusa.jp…

古文よむ宵よまぬ朝

もし、紫の上が「對の御方」ではなく、六条院の春の御殿の中枢である寝殿を本拠としていたら、父宮の妹女御の姫宮で、つまりは従姉妹の間柄である朱雀院の女三宮の降嫁は避けられただろうかとふと思った。尤も、そのあたりは六条院のこころひとつで決められ…

髪の毛はあいかわらずぼうぼう

今日もきのうに引き続き、寝ているしかない体調の悪さだけど、洗濯と皿洗いだけは済ませておいた。除湿の効いた部屋でぐうぐう眠り続けるつもり。

たぶん暑気あたり

定期通院日。診察の予約時刻がいつもよりも遅いので、地下鉄で行くことにした。それはともかく、前夜から具合と機嫌が悪く、朝も二度寝して体力を温存し、なんとか仕度をして駅へ。最寄り駅のホーム、乗換えの日本橋、病院に着いてから、採血されてから、カ…

髪の段差、その生成と解消について

今週のお題「ブログ川柳」 読まれぬも 読まれ過ぎるも 気がかりで それはともかく、掲題の件について。2年半前、計画的に短期入院を繰り返していた冬、髪を長いまま維持するのが困難な状態になった。病気のせいで腕の筋力が弱まり、洗うのと梳くのに苦労し…