薫風と書いて、「くるかぜ」と読む名をもつ椿があるとかつてきいた。 いま、東京の東端では、晴れてよい風が通り、朝のうちに干した洗濯物が昼過ぎにはからりとしまい込めるほどに乾く。こういうよい感じも、例年通りなら、あと十日のうちには消えてしまう。…
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