郵便局に用事があったので、脚力と肺に若干の不安があったものの、意を決してドアを出た。なぜか巨大な可燃ごみの袋を2つもぶら下げて。何を着て出たものか、地上40メートルから路上を観察するだけでは正しく判断できる自信もなく、いつものズボンと厚手のセーター、薄いけれども中羊糸の暖かい大きなストールを巻いて出た。結果的にはそれでちょうどよかったようで、途中、公園のベンチに腰をおろしてのやや長めの電話を終えたあともさほど冷えた気はしなかった。郵便局で、ミッフィーの82円と52円の各切手シート、そして「お便りセット」を買ってしまったけれども。
キャリー・マリガンとキーラ・ナイトレイの心理的駆け引きが、おもに微笑を纏った視線によって演じられていて、イギリス人の美徳のひとつとされる慎みがうまく表現されている、と思う。先週末、また観た。