ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

10年代30手前のリアル

 実際に、「現実の30歳手前の独身女性」の休職生活がこうなのかは分からないけれども、気になっていたので読んだ漫画。主人公の女性は、田舎から上京して「三軒茶屋の2LDK」(だいたいお家賃200kくらいかね。)に住まい、経理のOLとして働いていたのだが、心身の不調から退職。会社絡みの人間関係を彼氏を含めて断ち切って、立川の6畳一間に転居。その古いアパートの隣人たちや追いかけてきた元彼氏、ハローワークで知り合った求職中の同年配の友人などが主な登場人物だ。ところどころに主に食べもの関係の節約Tipsが出てきて、いじらしいようないじましいような、はたまた見習わなくてはと思うような微妙な心持ちにさせられる。なんとか稼働できる程度に健康な成人女性の相対的な貧困や孤立という、他人が本気で手を差し伸べなければならないポイントの3歩手前のところで、ほどほどに計算高く、過剰にお人好しな「女の子」が悩んでぐるぐる回っているという感じ。

 

凪のお暇 1 (A.L.C. DX)

凪のお暇 1 (A.L.C. DX)

 

 

 

凪のお暇 2 (A.L.C. DX)

凪のお暇 2 (A.L.C. DX)

 

 

 

凪のお暇 3 (A.L.C. DX)

凪のお暇 3 (A.L.C. DX)

 

 

 ところで、40代後半から60代前半ぐらいまでの、更年期を迎えて、でもまだ脂気が抜けないような年頃の女のひとって、どういう性愛事情を生きているのでしょうね。ワイドショーや週刊誌の取材対象になるようなのじゃなくて、ごくごく普通のお勤めの人とかお母さんとかの話で。そういう映画を誰か撮っておいてくれないかな。

 それはさておき、今週の「ねほりんぱほりん」の放送回差し替えの理由も気になる。『これは、攻めの差し替えでは?』と、うちでは話したものだけれど。