ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

戀とかエロティシズムとか

 財務省事務次官セクシャルハラスメント疑いは、今後の役所と報道各社さらにはマスコミ全体との関わりにも重大な影響を及ぼす事柄であるから、事実解明の手続においても大人の判断で慎重に進めていってほしいとは思う。さて、そして、新潟県知事の記者会見をみていて、はじめ、この人には妻たる女性がいるものと決めてかかっていたものだから、おかあちゃん(奥さん)やらを宥めるためにさらに数日を要するのだろうかなどといっていたら、実は独身であった。そして、彼が事実関係を含めてすべてを釈明しない、進退も定まらないという状況で、なぜか記者たちからはだいたいの事情を了解しているかのような質問が寄せられるという不思議な数分間の映像。その中で、知事が、「わたしは好きでした」という趣旨のことばを漏らし、たしか医師で法曹資格も有しているこの頭脳明晰な人が、苦衷の果てに吐露したその心情だけは、なぜだか、前後関係がまったく分からない中にあっても、少なくともそれだけは本当のような感触がした。

 

聖域

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Hanako (ハナコ) 2018年 4月26日号 No.1154 [もっと!ひみつの京都] [雑誌]