ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

辺縁の論理

 尾崎衣良深夜のダメ恋図鑑』第4巻を読んだ。主要登場人物である3人の若い女性たちが巡り会う、恋人だったりほぼヒモだったりただの通りすがりだったりする男性たちとのエピソードの内容は重いものだが、ヒロインたちが割合早い段階でばっさり思いを露わにするために、あっさりと読める。

 ところが、今回、「父の兄」である、田舎のステレオタイプな伯父さんが登場した。ことばからすると、たぶん、鹿児島あたり。伯父さんは彼氏でもないし、東京で暮らしているわけでもないので、そのヒロインが祖母の三回忌で帰省した際のバトルである。

 バトルの内容には、ここでは触れない。都会で働く若い女(彼女は、たしか士業の資格をもって事務所に勤めている。)の代表みたいなヒロインと、典型的な田舎の中年男性の心とこころのぶつかり合いだ。しかも、まだ前哨戦っぽい。

 わたしは、いかなる状況においても、メインストリームを構成したことが殆どないので、好まないにもかかわらず、身を縮め頭を低くして、当たる流れ矢の数を抑えようと心掛けて生きてきた。だって、家のこととかきょうだいのこととかで、しょうがないけど主張しないといけない用件はたくさんあるので、自分のことまでは手が回らなかったから。だから、「ダメ恋」のお嬢さんたちが、通りすがりの暴言にすら親切に切り返しているのをみると、電池切れにくれぐれもご用心と思うけど、だけど、あたらしいKindle版が出ると、やはり読んでしまう。

 

  あ、たとえば「朝、集積場にごみを出す前のたくさんの下準備」などの「みえない家事」について、きちんと見えるようにして、育児と家事と仕事で家庭人が潰されるまえに救出するの、どなたのおしごと?