ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

胃の調子が悪かった

 先月に風邪を引いたとき、頓服として処方されているLという鎮痛薬を何回かのんだ。わたしの持病のひとつに、筋肉が痛くなるとか、神経痛がひどくなるというのがあって、そのときのためにLが1回に1シートほど出されている。それを熱冷ましとしてのんだわけだけど、これが覿面に効くかわりに、胃の壁をひどく傷付ける。Lといっしょに胃薬も忘れずに添えて流し込んでいるのに、風邪が治った後も、昼も夜も食べなくてよい、食べものを見るのも厭という状態が続いた。幸いだからといってあからさまに薄くなるほど骨も脂肪も筋肉も少なくはないけれど、食べたいものがほとんどないというのが一週間も続くと頭の働きが緩くなって心も沈みがちになっていく。そのころには風邪を引いていたという記憶も薄れて、ただ体力が落ちた状態で横になってすごす時間が増える。いまはバックライトのついたiPadという便利なものがあるから、横になって何時間でも本を読んでいるつもりで、実は半ば以上を眠って過ごしていたりする。実に退嬰的である。