お遣いものにしようと用意していたけど結局お渡しできなかったお茶の缶がひとつ。嘉木という名の。一保堂さんのもので、わたしがいつも淹れている茶葉よりも味も濃いめであるらしい。そもそも普段は、煎茶よりも番茶の若柳を飲む。若柳の茶葉をたっぷり不織布パックに詰めて、水色は緑のものだけど指示通り熱々のお湯で出して、気軽に1リットルずつ淹れては、冷めてもおいしく、麦茶と並べて飲んでいる。
今朝、ちょうど「あも」の桜を開けたので、よい煎茶と一緒にまた一切れ食べてもよかったものを、やや大掛かりな部屋の片付けをしていて埃が舞っていたので、とりあえず、お茶だけ飲んだ。
一旦沸騰させた湯を80℃まで冷まして、茶葉の入っている急須に注いで60秒。一煎目は、思ったほどの濃さではなく、香りのほうが勝った。もしかしたら、湯を冷ますのが十分でなかったのかもしれない。そこから二煎目、三煎目は、それぞれ少しゆっくり楽しんだ。
あと少しすれば、新茶のシーズンだ。
第13巻の表紙は、レゴシの母方のおじいちゃん、ゴーシャさん!