有料で頒布されているレシピブックの内容を不特定多数に明かすのはどうかしらんと思うので詳細は省くけれども、きのうの牛すじカレーは、レシピ通りにすれば、牛すじは、相当分間茹でて切ってさらに相当時間煮込んで、さんざんに熱でもって組織を崩す。そうしてやっとカレー本体の調理開始なので、圧力鍋かシャトルシェフ、近頃ではホットクックのような飛び道具のひとつも使わないとなにかとせわしい現代人にはやや難しい。このようにいうわたしも、昨日は、温かい部屋のテーブルに置いたシャトルシェフの外鍋とガスコンロの間を、牛すじやカレーを入れた内鍋をもって何往復かした。
その牛すじカレー、今朝、少し食べようと火を入れる直前、レードルでかき混ぜて、あ、と気付いた。それほど脂質を含まないので、温かい状態で食べている間にはさらさらしており気が付かないけれども、台所で一晩冷えたあとは煮凝りの体で、蛋白質が凝固しているのだ。
保温調理鍋[シャトルシェフ]のおいしいレシピ (扶桑社BOOKS)
- 作者: 上田淳子
- 出版社/メーカー: 扶桑社
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