数年前には、わたしの愛読誌だった「クウネル」が換骨奪胎されて購読をやめました。マガジンハウス、なにがしたいの。
— pyonthebunny (@ae_pyonpyon21_j) 2019年4月26日
GINZAといえば、タイトルがGINZAになる前の、クリークやエルジャポンあたりから、いろいろなものを統括する編集者のセンスに定評のある雑誌で、実質的には、30年ほども続いているだろうか。それが、1ヶ月間の洋服の組み合わせ(「着回しコーデ」というらしい。)を紹介するにあたって、赤文字雑誌お得意のストーリー性のある記事をものしてみんとしたようである*1。
本家の赤文字雑誌では、いいところのお嬢さんやいいところのお嬢さんがお嫁さんに行くような先に嫁ぎたい娘さんが読む「くらしいい」という誌名であるにもかかわらず、「略奪愛、仁義なき闘いの一箇月」とでも呼ぶべきストーリーが展開されていたようだ。それで、スタイリストに服を貸し出した各メゾンは笑って許してくれるのか?
もしかしたら、雑誌の編集者が恥を忘れたわけではなくて、読者であるわたしたちが、ばかにされたと思わないようにする心が強すぎて、雑誌が必死なあまり、なにをやらかしたとしても、読み流してそれで終わりにしているだけなんじゃないか。ほんとうは、作り手も読み手も、こういうのを心から楽しんでいるわけではないのでしょう?
*1:インスタグラムだけだったのか、それとも本誌にも掲載していたのか。