ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

ハハと芋蔓

 わたしは、サツマイモが好きだ。食品宅配の定期便に「何々制覇」という複数回のコースがあって、その「さつまいも制覇」を申し込んでは、2週に1回、2種類のサツマイモを各種食べ比べて、とくにパープルロードなどは電子レンジで加熱したのち、鋳物の鍋で焼けば最高においしいと思うようになった。

 そこで、いつものように田舎のハハに気に入りのサツマイモの苗(正確には芋蔓という。)を送りつけて、菜園に作付けさせようと春先から説得を繰り返した。わたしが手配する野菜や果物の苗や種は、だいたいがとこ、地元の種苗を扱う店で買うよりもやや高い。それは、殆どのものがタキイ種苗さんの扱いであるからだ*1。ところで、種苗の分野はれっきとした知的財産法がカバーする領域であると同時に、国民を飢えさせずに養っていくという経済政策の及ぶ範囲なので、もうすこししっかり論じられてもよいと思うけれども、まあ、きょう書きたいのはサツマイモのはなしで。タキイ種苗さんの「友の会」に入っているので、多少値引きはされるけど、割高な芋蔓を貰って収穫できないと心苦しいとハハは最初渋っていた。そこをなんとかと食い下がって芋蔓を受け取ることをやっと諾わせたのが5月の下旬。旅行に出掛ける直前だった。時期が時期だけに限られた中から選んだ品種は、ハロウィンスイート。これも、茨城県産のおいしいのを何回も食べたことがあった。旅行の間に届いていたら芋蔓がかわいそうだなあと思いながら旅をして、それぞれがおのれの家に戻ってもまだ芋蔓は田舎に届いていなかった*2

 それが先日、ようやく田舎に届いて、都合により20本の芋蔓の半分は、ハハの妹のうちに引き取られていった。その叔母の家は、プロの農家で、しかも牛が何頭もいて、そこの牛小屋から出る堆肥を含んでしばらく雨を浴びた肥沃な畑の脇に、10本のハロウィンスイートは定植されるようだ。そして、あのマゴモドキのおやつになる。

 きのう、電話で話したところによると、早めの父の日とて叔父に進呈した泉屋のクッキーをマゴモドキ嬢は叔父らとともにぼりぼりと堪能されたようで、しかし歯をよく磨かないとお母上に叱られるぞう。

 

  手元用のライトを買った。

*1:タキイ種苗さんの種や苗は、値段だけのことはあって、歩留まりがよい。

*2:芋蔓の代金でサツマイモが何キロも買えるのはわかっているけれど、離れて暮らしているわたしには親孝行めいた行いがそれほどできないので、ここはやりがいをプレゼント。