被疑者が催しの主催者へ送付したファックスの文言の中に、「ガソリン携行缶」という単語を含まれていたそうで、それが厭でも先月、つまり２０１９年７月１８日に京都市で起きた事件を連想させる*1。あの事件で心を痛める被害者、被害者の親族・遺族、知人・友人を含む関係者、ファン、一般人をさらに悲しませつつ、事件の甚大な被害を利用して、「威力」の一部としている。重なる怯懦に慄然とする。単独犯のようだけど、一人称複数なのは、被疑者よりもう少し上の年代の人が、自分だけのことをいうのにも「ワレワレ」と遣うのを見てきたのでありがちだなと思う。３年以下の懲役又は50万円以下の罰金なんだって？
表現の不自由展に脅迫ファクス送った疑い、会社員を逮捕 [表現の不自由展・その後]：朝日新聞デジタル
捜査情報をその進捗状況も含めて即時に報道に供することは、ときとして捜査そのものの妨げになりかねないという認識は、少なくとも一般的な成人ならば共有しているのでは。
2019/08/08 08:13
*1:この場合、「ガソリン携行缶」だけ、つまり、容器だけで中身を伴わない、という弁解を容れる余地があるだろうか。
