ぴょん記

きょうからしばらく雨降る日々

靴下の繕い

 家のなかでよく履く靴下の踵の部分に大きな穴が開いた。化粧水の大きい瓶の底に破れた箇所を当てて、靴下に用いられている綿糸と相性のよさそうな手縫い糸で丁寧にかがったけれどもすぐにまたほつれた。一足だけのことなら諦めもつくけれど、このシリーズの靴下の同期が、次々と同様のくずれかたをしたとき、打つ手もなくお払い箱にするのは悔しいことだ。一足2kはしないけれど、kよりは高いし、関西の工房から取り寄せなければならないから。

 これの7割5分は羊毛だけどなとか独りごちながら、青系のドイツ製Opalで直径3センチの円盤を編んだ。それを補強した穴に当てて頻繁に玉留めをしながら靴下に付けていった。

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それでもきっとまた破れる

 

天然生活 2020年3月号

天然生活 2020年3月号

  • 作者: 
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2020/01/20
  • メディア: 雑誌
 

  20日発売の『天然生活』3月号の表紙も、靴下。編むのかな、それとも市販品を繕うのかな。自分の編んだ靴下なら、たぶん細いかぎ針で直接ざくざく編み込んでほつれを止めてしまうような気がする。

 此の年もしみしみ縫うて寒の入り