(※これは、ヘビーローテーションで腫れては潰れる皮膚の話。)
この半年に限ってみても3回目の腫脹である。いうも憚られる箇所に腫れが生じて、しばらくの間は、情けなく、しみじみと切ない。机に向かって地味な作業をものす業種で、しかも在宅であるのが、せめてもの救いである。患部をきれいにして軟膏を塗る。塗ると鎮痛成分でだんだん強くなる眠気に襲われる。数日間、塗布を繰り返していると、累積した眠気が日中まで続く過眠にわたしを引きずり込む。
これは、痔ではない。ただし、椅子に掛けると、座面に当たる部分に腫脹があるので、押されて立っているときよりもより強い痛みを覚えるという点では、ある種の痔に類似するところはある。そういえば、痔という病気がどこか不当に軽んじられている空気をしばしば感じてきたけれど、あれはあれでつらいものだし、生活上不便な思いをすることも多いだろう。
昨夜寝ている間に膿みきったようで、朝になったらきれいになくなっていた。どうして同じ箇所がこうもたびたび腫れるのか、その理由もおぼろげながら分かってきた。尾籠ついでに書いてしまえば、ライナーの角っこのところにかぶれているのではないかと。安価で手軽で便利なんだけどなあ、紙のライナー。