ぴょん記

はてなスターはじめました 2022/04/19

明晰でもなく、網羅的でもなく

 日記やブログに備忘以上の何らかの意味をもたせようとすると、その企てがうまくいってもいかなくても、いずれ書くという営為の単純さからは遠ざかることになる。現在のわたしにとって、書くということは、備忘、記録以上の意味は殆どもたないので、このブログのエントリにしたところで、だいたいがとこなにを食べたこれを拵えたあんなものがおもいがけないところに生えて難渋したという事実の時系列にしたがった描写だ。記述されていない膨大な事柄のうちに、たとえばわたしが時空を超えて江戸八百八町を騒がす大泥棒であるとか、義兄弟にふといふとい石油利権を有する人がいて砂漠に屹立する塔にある天空のレストランでお昼を一緒にとったとか、そういう危険や愉楽は含まれていないのは、もう言及するまでもないことだろう。

 わたしとは、直接、やりとりをしたことはないけど、生活をする上で起こったあれこれを正直に、ほんとうに赤裸々といっていいほど正直に日々書いていたあるブロガーさんがいた。勤勉で活動的で、でも、しばしば周りと衝突したり傷ついたりしているのをみて、痛々しさのあまり、たびたびブログを読むのをやめてはまた読みに戻るのを繰り返した。先日、しばらく更新のなかったそのブロガーさんのブログに新しいエントリが出て、そこにはいろいろ失ってきたけれど、それを補ってあまりあるしあわせをようやく手にしたことが綴られていた。わたしも、うれしく感じた。

 インターネットが一般的になって何十年かになるというけれど、その前のパソコン通信の時代からわたしの中のブロゴスフィアというか、テキストサイトのフィールドはさほどの広がりをみせてはいない。せいぜい数十人の個人サイトを巡って、家族の形態が変わったり、職を移ったり着実に昇進したり、学生に戻ったり博士号を取ったり、そういうのを淡く把握しつつ、毎日のよしなしごとを眺める。そこに濃密な交流はもはや生じないし、だからそれを寂しいと思う頻度もどんどん小さくなる。

 こちらの現場からは以上です。

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