リアルタイムで観たのか、それとも後でテレビのドキュメンタリーや書籍で知ったのか、いまとなっては分からないけれども、物心ついてからというもの、「中東」では、戦争や小規模な戦闘、テロ行為が行われていた。それは、東南アジア、南アジアでも同様だった。
何百年も続いた政治体制なんて、人類の歴史上、幾つもあることは、学校で教わった。だから、3世代か4世代前の人たちの布いた社会システムを踏襲して、自分のところの領土を守ろう、あるいは、少なからず広げようと考えるのは珍しいことではない。わたしだって、ある日、この東京にまったく別の国の軍隊が何十万人か突然進駐してきて、日没後は外出禁止だとか、旅行で京都?箱根?とんでもない旧江戸川と多摩川に挟まれたエリアから金輪際出られると思うなよとかいわれたら、とてもかなわない。だから、自衛権もある程度の軍事力も備えるべきだとは思う。
でも、80年か100年か前に始まった諍いを、この先も延延繰り返して、高村薫さんのいう、「人間の女の腹から生まれた」人の子を爆弾や銃弾、ナイフその他で殺し続けるのは、どうにかやめられないものかね。おかあさんは、長い時間、自分の身を削って胎児を育てて、生まれてからも大切にして大きくする。それは、政治的立場で対立するあちらもこちらも同じことだろう。
朝食 パン、ヨーグルト、コーヒー
昼食 なし
夕食 チキンカレー、ごはん、ほうれんそう、トマト