ぴょん記

食べる、遊ぶ、学ぶ。

アフガニスタンが心配です

 アメリカ合衆国による兵力駐留の終了に伴って、またたくまにタリバン勢力がアフガニスタン・イスラム共和国の主要各都市の統治権を掌握していって、つい先日には国全体の政治体制が覆ったという。

 主権国家の内部の在り方をよその国の者が不用意に云々することはもとより控えられるべきだろう。しかし、タリバン勢力がアフガニスタンの中枢を占めることによって、これまでアメリカ合衆国寄りであった人々、そして、女性、特に高い教育を受けた女性は、屹度迫害を受けるだろう。その迫害が、些細なものにとどまらないことが容易に予想されるがために、あるいは国外退避を求めて大勢の人が空港へ詰めかけ、あるいは険しい山越えの日々を重ねて、自由よりもまず命の保証のために住み慣れた家を離れている。

 なんとか首尾よく国に逃れられたとしても、経済的に殆ど余裕のない人は、この先、なにをしてでもお金を稼ぎ出さねばならないだろう。それは、つらくて、危険で、本国では経験したことのない仕事によるものかもしれない。国に残った人たちはどうだろう。その暮らしは、半年前と比べて、どう変わるだろう。

 いまは、21世紀で、だからといって自在に宇宙空間を旅することはできないけれど、たとえば、夜中であってもリリースされたばかりのコミックをタブレットで受信して読むことはできる。そんな時代に、女の人で、自国語のみならず英語も読み書きできてディベートにも参加できるような人が、重ねた努力と得た経歴をひた隠しにして暮らさなければいけないというのは、たとえよその国のことであっても、たいへん残念に思われる。その能力をないものとして扱うのは、国家や社会にとってもとても大きな損失であるけれど、それ以前にひとりの人間の権利としてどうなのかしらと。

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2mmのペンシルと替え芯。